外資系企業で働くために必要な英語のレベルはどれくらいなのか？

企業のグローバル化が顕著になっているため日系企業でも高い英語力を必要としていたり、既に社内の公用語を英語に定めている企業も増えてきているため、外資系企業では帰国子女のようにネイティブな英語を流暢に使いこなせなければならないと考えられています。 しかし、そのような考えは外部が作り出した先入観と言っても過言ではなく、実際の現場では在籍している従業員が全員ネイティブな英語のレベルではありません。 もちろん、外資系企業という事も相まって英語圏を含めた世界中の国々とやり取りをする機会は日系企業に比べ圧倒的に多く、やり取りにおいて窓口になるような部署に所属している方は大変流暢にお話する事ができ、英語のレベルは非常に高いです。 一方、総務など一見日系企業のオフィスに見える程日本人の割合が多い上に、取り扱う業務内容についても事務的な事柄が多い場合はほぼ英語を使用しないという事も珍しくなく、英語を公用語にしている日系企業の方がよほど英語を使用している程です。 そのため、外資系企業を目指して就職活動や転職活動を行っているものの、英語のレベルが心配材料で一歩が踏み出せないという方は諦める必要はありません。 そのように部署ごとに英語のレベルが異なるといった様子に通ずる違いとして挙げられるのが、一言で外資系企業とは言っても採用時に基準になる英語力があります。 自分の英語のレベルを他者に対して伝える際、最も優れた指針になるTOEICの試験において一定以上の点数を獲得していなければ受験資格が与えられないというシビアな事例がある反面、外資系ではあっても取り分けて英語能力を重視せずその他の能力と積んできたキャリアを重要視する事例も多いです。 ただし、重要視されないからと言って一切勉強をしなくても良いというわけではないですし、全く英会話ができないという方はキャリアでカバーできたとしても入社後に苦労する場面が出てくるので、遅かれ早かれ習得し一般レベルよりも高くしなければなりません。 実際に外資系企業で働いている社員達のTOEICの成績は、700点以上を獲得していれば平均的であると考えられており、700点以上の英語力であれば普段は英会話をしていなくても突然かかってきた国際電話やメールに対応する事ができますし、社内で異動の辞令が出ても部署に関わらず働き続けられます。 また上層部が主体となり行われる会議やディスカッション、レポート作成や外部の外資系と打ち合わせをするといった業務に従事する部署であれば最低でも800点は超える程の成績を記録しておくべきです。